宅配買取の流れとは

宅配買取は着物買取の中でも人気の高い方法です。業者に着物を郵送するだけで着物を買い取ってもらえるため、住んでいる場所に関係なく利用することができるため、宅配買取ができる業者を好んで選んでいるという人も多いです。
そんな宅配買取の流れを4つの段階に分けて紹介していきます。

STEP1.宅配買取の申し込みをする

宅配買取で着物を買い取ってほしい場合、まず申し込みをする必要があります。申し込みの方法は電話かメールで行うことになります。
利用する業者によっては、申し込みを行うと専用の宅配キットが送られてくる場合もあります。そのような業者の場合は梱包用の段ボールなどを準備する必要はありませんが、そのキットが自宅に届くまでは手続きを進めることができません。宅配キットが無い業者の場合は、自分で段ボールを準備すればすぐに郵送することができるので、急いでいる場合は自分で段ボールを準備する業者を利用するようにしましょう。

STEP2.郵送の準備をする

申し込みが完了したら、着物を郵送する準備をします。買い取ってもらいたい着物を、段ボールもしくは送られてくる宅配キットに詰めましょう。
なおここで詰め方が悪いと、着物にしわがついてしまったりして、価値が下がってしまうことがあります。そのため宅配買取では丁寧に詰めることを心がけましょう。
また着物以外にも、買取手続きに必要な書類も同封しなければいけません。書類は業者ごとに指定されるので、それに必要事項を記入しておきましょう。着物に証紙や落款がある場合は、それらも同封して業者に郵送します。

査定・支払い

着物が業者に到着次第、査定が行われます。その後査定が完了すると、査定結果の連絡が来ます。その金額に納得することができたら契約が成立し、買い取り金額が指定した口座に振り込まれます。
なお査定に納得できなかった場合は買取はキャンセルされ、着物が郵送で返ってきます。その時にかかる返送料は利用者側の負担になることがほとんどです。ですが査定料金は無料なことが多いです。

宅配での着物買取には注意が必要?宅配買取で着物を高値で買い取ってもらうためのテクニックとは

宅配買取で着物を高値で買い取ってもらう3つのテクニック

宅配買取は着物を郵送で買い取ってもらえるので便利なのですが、梱包の仕方によっては着物にしわがついてしまい、せっかくの着物の価値が下がってしまうことも少なくありません。特に慣れていない人は、梱包の仕方がわからないということも少なくありません。
ですがちょっとしたことを意識すると、宅配買取でも高値で買い取ってもらえるようにすることができます。宅配買取を利用する時には、それらのテクニックを使うようにしましょう。

丁寧に梱包する

宅配買取で着物を買い取ってもらう場合、段ボールに梱包するということが多いです。ですが段ボールに着物を梱包する場合、着物を詰める際に折りじわや畳じわがついてしまうことがあります。これらのしわがついてしまうと、その分買取価格は下がってしまいます。また元々しわが付いている場合、宅配で郵送している間にしわがより深いものになってしまうということもあります。
そのような事態を避けるために、着物を梱包する時には1枚1枚のしわを伸ばした状態で折り畳み、たとう紙に着物を包むなど丁寧に行うようにしましょう。それにより買取価格が下がってしまうことを防ぐことができます。

詰める量を少なくする

買い取ってもらいたい着物が多い場合、1つの段ボールに着物を詰め込みすぎてしまうということもあります。ですがそれが着物の価値を下げる原因になってしまう可能性もあるのです。
着物は1着で1kg近い重さがあります。そのため段ボールの中に多くの着物を積み重ねてしまうと、一番下にある着物にはかなりの重量がかかることになってしまいます。すると着物のしわが深くなったり、ダメージを受けることになってしまいます。
そのため着物の量が多い場合には、複数の段ボールに分けて、1つの箱には詰め過ぎないようにしましょう。
また段ボール内に隙間ができてしまう場合には、緩衝剤などを入れてできる限り隙間を埋めるようにしましょう。

証紙・落款がある場合はそれも送る

着物の中には証紙や落款が付いているものもあります。その場合は、忘れずにそれらも一緒に送るようにしましょう。これらが着物についていると、買取価格が大幅に上昇します。
出張買取や持ち込み買取の場合は査定員と話す機会があるため、証紙や落款が無いかということを確認されることも多いのですが、宅配買取の場合は査定員と話すこともないため、証紙や落款があるのに同封するのを忘れていたということも少なくありません。
持っているのに送るのを忘れたということが無いように、必ず準備しておきましょう。